まずはチェックしてみよう
骨盤のゆがみに関連する症状のなかでも、もっとも多くみられるのが2つのタイプの腰痛です。
その1つは、骨盤のゆがみによって腰椎に不均衡な力が加わり、クッションの働きをする椎間板(軟骨)の変形を促進することで起こります。椎間板症や椎間板ヘルニア(坐骨神経痛)などが、その典型です。 もう1つは、腰椎の周辺の筋肉にストレス(緊張)がかかり、筋肉が硬くなって起こる腰痛(筋筋膜性腰痛)です。筋肉ストレスが背中や肩にまで広がり、背中痛や肩こりを起こすこともあります。
腰痛の多くは「原因不明」とされますが、長引く腰痛では、骨盤のゆがみを疑ってみることも大切です。 一方、骨盤部分には、多様かつ繊細な神経ネットワーク(仙骨神経叢、下腹神経叢など)があって、下肢の筋肉や骨盤内の内臓(腸、生殖器、膀胱など)の機能を調節しています。
骨盤のゆがみにより、神経ネットワークの一部が影響を受けると、下肢への影響(しびれや痛みなど)、便秘、生殖機能の不順や低下、排尿障害などの一因になることが指摘されています。
腰痛をはじめこれらの症状が出やすい人には、外見にもサインがみられることが少なくありません。
外見のサインとは、立ったり、歩いたり、座ったりするときの姿勢やクセのことで、自分でもチェックすることができます。
たとえば、鏡の前に立ってみます。肩や腰の位置に、左右で違いがありませんか。からだは完全な左右対称ではないので、だれでも少しの違いはありますが、どちらかの肩が極端に下がっていたり、腰骨の位置がはっきり違っている場合には、要注意です。
中高年の方には、両膝がゆるんで開いている、膝が曲がっているというケースもみられます。 次に、少し歩いて(足踏みして)みましょう。
骨盤のゆがみで左右の足のバランスが悪くなっていると、頭が左右に揺れます。目を閉じて足踏みすると、位置がどんどん移動してしまうこともあります。
また、椅子に腰掛けると、すぐに足を組むクセはありませんか。骨盤がゆがんでいると、座った姿勢が安定しないので、無意識に足を組んでバランスをとる傾向がみられます。とくに、いつも同じ側の足を組むクセがある場合は要注意です。
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チェックがご自身でできない方、もしくは専門家に確認してほしい方は、来院不要にてほりのうち整骨院で測定できます。
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【骨盤について】
骨盤とは、尾骨、仙骨、寛骨と呼ばれる3つの骨で形成された機関です。
骨盤は身体の中心に位置しており、身体の土台として上半身や体重を支えている重要な役割があります。 また、骨盤の内側には、腸や生殖器などが収められており、これらの内臓を保護する役割もあります。
仙骨
仙骨は背骨の下部にあたる腰椎と恥骨をつないでいます。
仙骨がずれることで背骨もずれてしまい、仙骨の前にある子宮や卵巣にも影響を与えてしまいます。
腸骨
腸骨とは一般的に「腰骨(こしぼね)」とも言われています。
骨盤の中には大腸や膀胱、子宮、卵巣があり、腸骨が守っています。恥骨
妊娠や出産で恥骨のズレが生じると、痛みを伴う場合があります。
また、妊娠中に恥骨の痛みを訴える妊婦も多いです。
坐骨
座るときに台座としての役割があり、上半身を支えています。
坐骨を使って座るのが体に負担をかけない姿勢です。
骨盤のゆがみタイプを見てみましょう
内臓の位置が下がり、下半身太りやむくみ・冷え性の原因となります。
左右のバランスが崩れ傾きが出ることで、体型崩れや外反母趾が起きたりします。
回転するような歪んだ骨盤が筋肉や内臓を引っ張り、不妊症や肩こりになることが多いです。
骨盤が前後に傾くことで、おしりやお腹の体型に悪影響が及びます。
出産のダメージで崩れてしまった骨盤の影響で、長期に渡る体調不良や身体の痛みなどが現れます。
【骨盤のゆがみによって引き起こされる症状】
骨盤が開き、骨盤底筋群がうまく機能しなくなることで、次のような症状を引き起こすことがあります。
●肩こり・腰痛
骨盤のゆがみによって姿勢が崩れ、肩こりや腰痛を引き起こしやすくなってしまいます。
●下痢・便秘・重い生理痛
骨盤底筋群は、骨盤の底で内臓を支えています。 そのため、骨盤底筋群の緩みによって消化器官や生殖器の位置がずれ、下痢、便秘、生理痛といった症状を引き起こす可能性があります。
●むくみ・冷え
骨盤のゆがみによって下肢への循環低下を招き、冷えやむくみを引き起こす場合があります。
●尿漏れ
産後は骨盤底筋群の機能低下によって排尿のコントロールが難しくなり、尿漏れを引き起こしやすくなる場合があります。
●骨盤の位置が下がる
骨盤の緩みによってお尻が大きく見えたり、お腹が出て見えたりすることがあります。
やがんだ骨盤は改善するのか?
改善いたしますが、整った骨盤を維持継続できるかはご本人様の生活環境・体質等が影響されますので
維持継続時間は個人差がございます。